梅について

 

春をいち早く知らせてくれる梅の花

 

梅の青い実や種の中身である種子

“天神様”と呼ばれている“仁”には

アミグダリンという

青酸配糖体が含まれています

生梅のままで有れば

これは微量ですが

青酸カリなどと同じ毒素を持ちます…

 

ところが…

梅酒にしたり梅干にしたりすると

アミクダリンが

毒性のない

ベンズアルデヒドという成分に変わります

(自然に近い状態での抽出に限ります)

 

杏仁豆腐といえば思い出す香りです

 

 

     お日様に向かう梅の花    Mao撮影

 ほんのり雪まじりの春一番に咲く梅の花 Mao撮影

 

 

アーモンド

これらの花は同じ系統の香りです

 

この香りの元が

ベンズアルデヒドです

(ε-(´∀`; )自然に近い状態での抽出の話)

 

体内で分解され、

安息香酸という物質に変化して、

抗ガン作用や

食中毒の防止

二日酔いの改善にも効果的です

また

抗菌

抗真菌作用があり

解熱や

咳止めなど

風邪の症状によく効くのだそうです

 


日本のおばあちゃんの智慧 梅肉エキス

梅肉エキスは

青梅の成分を濃縮したものです

青梅の絞り汁を

長時間煮つめて作ったエキスです

効能の範囲が広く

対象を選ばないので

日本固有の家庭の常備薬として

古来より重宝されてきました

 

おばあちゃんが作ってくれた

記憶のある方も多いのではないでしょうか?

 

梅雨 青梅の実る季節 

毎年家族を思い手間暇をかけ作る 

ニッポン独自のおばあちゃんの智慧 

自社でも三日三晩かけて作る梅肉エキス      Mao撮影


梅肉エキスのPHは1.4で他の食中毒を起こす菌より強い

O157の菌が耐えうる限度のPH2.5を超えています(数値が低いほど酸性が強い)

それほど強力な殺菌作用を持ちながら穏やかに働くという特長があり

敏感な肌には最適です

そして梅肉エキスは 各種有機酸によるクエン酸サイクルによって

代謝を高め 血液循環を促し 生命活力を増します

さらに 梅肉エキスに含まれるムメフラールは 血流を整え老廃物が排出されることによって シミや肌荒れの原因となる乾燥等のトラブルを防ぎます

このムメフラールという成分は クエン酸と糖の一部が熱で結合してできたもので 

梅の実にはなく 梅肉エキスにしか存在しません

梅の歴史

梅姫本舗が注目した生物界の営みである“発酵”

それは日本の梅文化をおいて他には語れないでしょう

 

梅はバラ科の果樹で 原産地は中国江南地方ですが

日本にも大分 宮崎 山梨などに元々自生しており 野生の原種が確認されています

東洋で最古の歴史ある果樹として 中国最古の薬物書「新農本草経」

日本の「本草学」にもとりあげられています

18世紀初頭の日本の百科事典にあたる書物によると 

豊後産の梅は大きくて 果肉が厚く味も良く 

それを貼れば悪性のおできも治るといった記述も確認されています 

古くから外用にも使われていた梅干し 

梅そのものの強い殺菌・抗菌作用で体の外側からも力を発揮します 

気になる外気のよごれやほこり 細菌等からお肌を守ります 

また自分の体から発する臭いや 吹き出物等の強い味方になってくれます 

北海道から沖縄まで日本中に実ってくれる梅 種類はそれぞれの地で違うが

日本になくてはならないキッチンファーマシー(台所は薬剤室の中心的存在)Mao撮影:鹿児島の梅

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