南の半島へ

私がこの鹿児島に移住することになったきっかけ…

人の手がうまく自然と調和し、

世界中で唯一ここ指宿開聞で

植林され、林を作り、

日本で初めて蒸留された香りを

今でも尚受け継がれている…日本で初めて来たハーブ園。

開聞山麓香料園。

 

その南の果てのハーブ園を継続してもらうため。

その芳樟のお話をしたいと思います。

芳樟(ホウショウ)は、

クスノキ科の高木で、

クスノキの亜変種です。

天然分布は

台湾の北部・中部及び東部がもっとも多く、

他に中国南部にもいくらか生育しています。

現在、台湾ではその芳樟を伐採することを禁止しています。

それどころかその林や森に入ることすら禁じているのです。

人々が植物の良さに魅了され、林を森を乱獲した結果です。一般敵に日本に生育している樟は「樟脳」が採れますが、

「芳樟」は樟脳がほとんど含まれず、主成分はリナロールです。

楠(クスノキ)が10本あれば、そのうちの1本だけは、変異して全く違う成分の「芳樟」になります。ところが我々に数々の恩恵をもたらしてくれるその「芳樟」そのまま放置されると、“クス戻り”と言って、元の主成分カンファ―たっぷりの「樟脳」に戻ってしまうのです。

 

鎮静、抗酸化作用の優れたリナロール成分が、85%以上を占めるこの芳樟油は、開聞岳の裾野に広がり、日本で最初のハーブ農園、開聞山麓香料園で大切に育てられ、水蒸気蒸留法で抽出されました。芳樟は世界で唯一、この芳樟の森で育てられています梅姫本舗では、特別な方法で、その芳樟を最低でも3年寝かせ、芳醇な香りに仕立てています。プレミアムな香りを是非お試しください。